うつ病を克服するための、参考書の中には

「日中に陽を浴びて散歩するとよい」

とか

「鉄分を多く含む食事をするとよい」

とか

こうすればうつに効く!

みたいなフレーズが、多く見られます。

 

そして、その方法を知った、家族や友人が、丸々鵜呑みにして、それを伝えてくれます。



ありがたいけど、そういうのプレッシャーなんだ…ごめんよ

 

嬉しいのですけど、少し、ほっといてほしかったりもします(´・ω・`)

みなさんは、どうなのかわかりませんが、ぼくは、うつを発症してから、「人に言われてやる」ことが、絶望的に出来なくなりました。

 

だって、自分がこうしたいと思うことすら、出来ないんです。

早起きしようとしても、できない。

 

生活の足しにするために、少しでもと、バイトをしても、続けられない。

ひどい時は、食事や入浴も、自分の意思で出来ませんでした。

 

やる気が起きない、というのもありますが、働いていないのに、お風呂や食事をいただくなんて、クズだと思い込んでいたときが、ありました。

 

 

希望を持てない人間に、希望を持てというのは、順序違い

 

今までに、窮地に陥った時は、一生懸命、どうすれば改善できるのかを考えて、具体的な行動に移してきました。

それが全くできません。

 

ついには、自分には何もできないし、したくもない。

一生このままで、死んでいくんだ。

そんなの辛すぎるから、今死んでもいい。

 

そういう思いに支配されるように、なりました。

 

そんな状態の時に、「日光を浴びたら鬱がよくなるらしいよ!(*^▽^*)☆」なんて言われたら、本当にげんなりします。

 

こんなことを言うと、「あんたのために言ってくれてるんだろ。感謝しろよ」なんて言う馬鹿者がいます。

そんな人間に、説明するのは、ぼくの体力がもったいないので、スルーします。

 

 

努力ではなんともならん場合もあるんよ

 

言ってしまえば、うつ病の苦手分野の上位には、確実に「努力」がランクインしています。

 

なので、頭ごなしに、「頑張って!」なんて言われても、まったく、こころが動かされません。

 

むしろ、「ああ・・・こんなに心配してくれて応援してくれてるのに、なにもできない自分はごみだ・・・死のう」と思ってしまいます。

めんどくさいですよね。

 

でも、どうしてもやる気を出して、なんとか踏ん張らなきゃって、思う時はあるんです。

ほんとうです。

 

そんなとき、ぼくがこころがけていることがあります。

 

それは、『とにかく僕のペースで』これに尽きます。

 

何をするにも、とにかく、自分が「やりたい」という動機がスタートです。

次に、「やれる。やれそう。むしろ、今やらなきゃ、もうやらない気がする」

そして、「やろう。うん。よし。やるぞ」

 

このタイミングで、実行するんです。

あたりまえのことを言っているようですが、これは、うつの人には結構むずかしいんです。

 

 

この習慣を、少しずつ、ほんとうに少しずつ、進んでいないくらいにゆっくりと、好きな時に休んでいいし、時には後退してもいい。

 

そのかわり、自分のやりたいという気持ちには、なるべく素直になる。

直感をなるべく信じる。

 

この積み重ねが、少しずつ膨らんでいくと、自分の意思で、何かを成すことに、抵抗を感じなくなるんです。

 

 

あきらめたら、試合が始まった

 

「日光を浴びたらいい」これは間違いではないんです。

みんな知ってます。

 

ただ、もっと後のことです。

最初っからそんな過酷なことはしなくていいんです。

 

「今日は、たまたま早く起きれたから、気分がいい。明日も早起きしてみようかな」

「ネットで目に入った料理が、美味しそうだから、作ってみようか」

「外に出たくないけど、深夜のコンビニならいけるかな」

「ちょっと、掃除機でもかけてみようかな」

そんなんでいいんです。

 

というよりも、それがいいんです。

 

ひどいうつ病は、本当に何にも出来なくなります。

だから、少しでも、「やりたいときに、やったら、意外にできた!うれしい」という体験が、増えたら、それでいいんです。

 

これでも言いすぎているくらいです。

なんならもう、何にもしなくてもいい、って気持ちでいても、いいと思います。

 

とはいえ、そうは割り切れない気持ちも、わかります。

 

「諦めたら試合終了」だとか言う人がいますが、

「諦めたら、なんだか気分が軽くなって、心置きなく休めて、気が付けば自然に一歩進んでいた。…あ、あれ?」

なんていうパターンも、あると思うんです。

 

 

だから、ぼくがおすすめする、最初の第一歩は、

 

諦めましょう。

 

 

ぼくだって、人生詰んでます。