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彼女や奥さんと喧嘩したときに、
「いつも俺が食わせてやってんだぞ」
「俺のおかげで生活できてるんだろ」
「この家を支えてる俺に口ごたえするな」

なんて意味のわからないことをのたまう男がいます。

ほんとうに理解ができないので、1つずつ分析しながらツッコんでいきます。


目次
・食わせるのはあたりまえ
・あなたがいなくても生活できる
・子づくり子育ては『9(女):1(男)』
・この家を支えてるのはあなたじゃない


食わせるのはあたりまえ

結論から言うとこれに尽きます。

いちおう補足しておきますが、これは、
「すべての男が、女を食わせる義務がある」
なんていう極論ではありません。

たとえば、旦那1人の稼ぎでは生活できない場合、奥さんと合わせて2人の給料で生活するのは当然です。

食費は2人の財布から平等に出す。とか、工夫すればいい。

それから、もともと稼ぎが少ないことが、お互いにわかっているのなら、贅沢はしないとか、それぞれの食べ物は自分で支払って用意するとか、すればいい。

稼ぎが少ないのがわかっていて、何もかも負担させる女性であれば、そのスタンスにも問題があります。
愛と稼ぎが釣り合わないのなら、お互いにベストカップルではありません。

釣り合う相手を探せばいいだけです。


ぼくが言いたいのは、こういうことです。

「彼女や嫁を食わせてることに、頭下げさせて感謝させて媚びてへつらわせて言いなりにさせて、満たされる程度の愛なら、そんな恋人や夫婦の関係なら、さっさと別れたらどうでしょうか」


それと、こう思うもう1つの理由があります。

「俺が食わせてやってる」
この発言って、
「食わせたことに対して感謝してほしい」
とか
「食わせた俺を敬え。服従しろ」
とか
「食わせてるんだから少しは譲れ」
みたいな価値観が、根底にあるはずです。

となると、この発言をする人って、つぎの2パターンのどちらかなんです。

A 「食わせることが精一杯の稼ぎしかなくて、それくらいしか感謝されるところがないから、一生懸命な自分を褒めて認めて尊敬して優遇してくれないと、自分の気持ちが満たされない」

という、おちょぼより小さい器の男。コンタクトレンズくらい。

B 「恋人や奥さんに対する愛情が薄っぺらくて、食わせることを『負担』に思ってる。つまり、パートナーから必要以上にリターンを貰わないと、愛を維持できない」

という、
エビすらつけずに、ただの小さい針だけで大きな鯛を釣ろうとするケチ男。


鯛を釣りたいと思うのなら、鯛が喜ぶ餌をつけるのは当然です。

針に何もつけずに釣りをして、1匹も釣れなかったらブチ切れる男は、随分と勘違いをしているなあと思います。


あなたがいなくても生活できる

「自分のおかげで生活できる」
なんて、ここまでズレたことを言う人は、そうとうハッピーな頭をしていらっしゃると言わざるを得ません。

よく考えてもみてほしい。

あなたの彼女や嫁さんは、あなたと出会う前から普通に1人で生活できていました。

1人で生きるほうがお金はかかりませんし、気が楽ですし、家事をしていて文句を言われるよりか、1人で気ままに暮らす方が楽しいです。

だから、同棲したり、結婚したりする決意をしたということは、

今まで以上に豊かで楽しい人生を、『2人の力で』つくっていく決意をした。
ということです。


2人で協力して、自分たちの生活を豊かにしようとした。

1人の稼ぎでは買えない家具を買ったり、2人でなければ買えない家を買った。

役割を分担しなければできない子作りと、子育てをすることにした。


子づくり子育ては『9:1』

子づくりに関して言えば、たしかに男の協力なくしては達成できません。

でも、子づくりにおける男の役目って、
「ただ気分がよくなって種を植えるだけ」
ですよね。

なんの苦労もありません。


妻は、その後1日も欠かさずに体調管理をし、身籠りながらも家事をこなし、体重が増え、腰が痛むのに耐え、10ヶ月後......

人間が人生の中で受ける痛みの中で、もっとも激しい痛みと苦しみを伴う、『出産』をします。
(※他人から受ける痛みを除く)

その後も、つきっきりで赤ちゃんの世話をします。想像を絶する疲労を伴うはず。

にも関わらず、母は強し。
ぼくの知る母は、みんなこう言います。
「子どものためならエンヤコラ」

男にできます?
無償の愛でこれほど1人の生命を守り通せる男がいます?

仕事から帰ってきて、24時間のうちの、ほんの一瞬だけ、抱っこしてお風呂に入れてご飯食べさせて、「イクメン」


は?


って思います。
子づくり子育てに関しては、
『9:1』です。

圧倒的に女性が支えています。
それは乳離れしても、社会人になってもずっとです。

父親は生活費を稼いで、気にくわないことにイラっとして、怒りに任せた心に響かない言葉で説教垂れて嫌われるのが主な仕事です。



さて、出産の痛みについて、すこし思うことを話します。

ぼくは、想像力が高すぎるので、ハッキリとわかるのですが、出産をぼくの精神力や体力ですれば、確実に死にます。

​てきとうに言ってるように聞こえるでしょうが、耐性が低すぎるんです。痛みに対する。

月経だけでも、おそらくそうとうな苦痛を強いられているはず。

それだけでも自分の身に降りかかっていたらと思うと、ゾッとします。
ぼくが男の体で想像するから、必要以上に恐ろしく感じるのかもしれませんから、なんとも言えませんが、

少なくとも、
「女性の痛みを知らない分際で、『俺が女なら耐えられるわ』みたいな適当なことを言う人間が理解できません」

その理屈だと、女性が、
「私が男だったら、家庭のためにボロボロになって働くくらい耐えられるわ」
って言っても、なにも言い返せない道理になります。

って言うと、
「それとこれとは違うし!」
って思うのかな。

「あなたの想像してる出産の痛みと、実際の女性が感じてる痛みは違うし」

とだけ言っておきましょう。

ぼくも男なんで、ぼくの想像もまたズレてるんでしょうけど。


あなたの家を支えてるのはあなたじゃない

子どもがいれば、とうぜんもっとお金がいる。
だから、夫がさらに稼ぐために、仕事に集中できるよう、妻が一生懸命家庭を守り、

「仕事以外のすべてを一身に引き受けた」

ですよね。


ここまで話せば伝わりそうなものですが、
「俺のおかげで生活できている」
なんていう人間は、ポカーンとなりそうなので、つけたします。

・夫は結婚する前も仕事は1つ。結婚した後も仕事は1つ。

・妻は結婚する前は仕事は1つ。結婚したら仕事は無限。

これを言えば、
「本当に生活を支えているのがどちらなのか」
が一瞬で理解できます。

あ、ごめんなさい。
理解できないからこそ、
「俺のおかげで生活できてる」
なんて言ってしまうんですよね。

失礼しました。


「夫が家計を支えるために、仕事ひとつに専念して、さらに稼いでくるために、妻が家事や育児をすべてこなすのはあたりまえ」

みたいな理屈なのでしょうね。

その発言の中に、自分の首を絞めるファイナルアンサーが存在することに気がついて欲しいです。

「夫の『たった1つの仕事』を支えるために、妻がそのほかの『無限に湧いて出る仕事』を家でこなしている」
って自分で言ってるんです。

よく偉そうなこと言えるなあって思います。


基本的に、こういう人生のマインドって、わからない人には、どう説明してもわからないんです。

「結婚したらクズになった」
「付き合ったら冷たくなった」

なんていうストーリーはあるあるですが、

「結婚したら、できる男になった」
「付き合ったら前よりもっと優しくなった」

っていうのはレアですね。


スポーツと同じで、練習でできないことは、本番でもできません。

何年も同じ価値観で生きてる男に、この記事を読ませたところで、とつぜん悟りを開いたりしません。
なので、理解できない人には怒ったりせず、スッと離れて消えてしまいましょう。
「さよなら」と。

ほとんどの人に、それができないのはわかってますが、できるなら、ためらわずにそうしましょう。

時間のムダです。

とはいえ、夫婦はお互いが支え合っている。
これは確かです。

さっきは、男性に対して、「あなたの家を支えてるのはあなたじゃない」なんて言いましたが、正確には「あなた1人ではない」ですよね。

人生有限なので、今さら柱の1つをぶった切るなんてできない。ということです。

だからこそ、男が自分から「俺のおかげ論」を女性にふっかけてしまうと、特大のブーメランが返ってきて、分が悪くなるのは、男の方ですよ。

とだけ申し添えておきます。


男のぼくが言うからこそ意味がある

どうしてぼくが、この記事を書いたのか、不思議に思う人がいると思います。

理由は1つです。

女性がこの話をすると、自己満足、自己擁護だと言われるから。

つまり、
「女性が自分たちの立場を守るために、必死になって自分たちの苦労とか、男に対する反論を主張している」

そんな曲がった捉え方をされてしまいがちだからです。


とはいえ、
「弱い立場の女性の力になりたい」とか、
「世の中の、間違った価値観を直したい」
なんて聖人君子的な動機は、いっっっさいありません。

ただただ、
「俺のおかげ男」
の価値観が、1人の人間として理解できないから、自分の意見を語りたかっただけです。

そもそも、女性は弱い立場でもなんでもありませんし、「俺のおかげ論」が間違ってるとも思いません。

そういう男性が好きな女性ならなんの問題もないわけですし、それ込みの愛ならハッピーですよね。


ぼくはただ、
「俺のおかげ」と思うのは勝手だけど、それを対等で敬意を払うべき『愛する人』に押し付けてる精神が気持ち悪いな

と、思ってこの記事を書きました。

自分のためです。100%。

全力の自己満足のこの記事が、たまたま誰かのしんどい心を、スッキリさせてくれたら嬉しいなあと、思ってます。


では、末筆ですが、謝罪させていただきます。

わたくし、奥さんはおろか彼女すらいない、おそらく天涯孤独のくそ豚アラサーひきニート童貞です!

わかったような口を聞いて、ほんとうに申し訳ありませんでしたぁああああっ!!!

まあでも、
「おまえ家族作ったことないし、人を1人食わせる稼ぎもねえ童貞のくせに偉そうなこと言うなよ」
なんて人はこの記事を読まないと思うので大丈夫ですよねっ!

もしそんな人がいたら、この言葉をプレゼントしておこう!
「あなた、自分の意思で愛する家族作ったのに、よく『俺のおかげで』なんて偉そうなこと言えますね!あなたがプロポーズして頼み込んで一緒になったんじゃないんすかぁっ!?愛する人を食わせる稼ぎがあるのに『食わせてやってる』なんて器の狭い感謝の押し付けしてるんですかぁあっ!?ねえっ!ねえねえっ!^ ^」

......はい!(ごめんね)


ではみなさま〜。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございますっ!

お疲れさまでした(*´ω`*)

 

さてここで、荒んだ心を癒すために、
筆者きゃろ(@bokuha_moudame)のオリジナル漫画
『ぶたのおよめさま』
を、ご覧ください。

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