じぶんがうつ病になったことを、親に言えないあなたはきっと、こんな悩みを抱えているはず。

・よけいな心配をさせてしまう。
・責任を感じさせてしまう
・おおごとになって、周囲の人に知られてしまう
・そうすれば多くの人に迷惑をかける

どれも、あなたが人の気持ちをいたわる心の繊細な人だから、そう感じてしまうのだと思います。

だから、言えずにいるのでしょう。そうしてひとりで苦しんでいるのでしょう。。。

気持ちはわかります。ぼくも同じように、心配をかけまいとして、誰にも言わずにひとりで抱えていました。

そして、その結果、カミングアウトしておけばよかったと思うような、望まない形で、うつ病を親に伝えることになったのです。

その体験をここに書いて、「親にうつ病を相談するべきかどうか」を考えてみてください。

 

とつぜん心の限界がおとずれて、パニック発作を起こしてしまった

ぼくはあの時、今思えばですが、完全にうつ状態でした。2011年の11月末のことです。

大学の卒論、アルバイト、就活、ボランティア、サークル活動、、、と、毎日のようにめまぐるしく動き続けながら、人間関係のトラブルや、家庭環境の悪化に苦しみながら、生活していました。

毎日寝る前には枕を濡らしていました。そんなこと、誰にも相談することもなく。

そんな日々を、もう少しで卒業すれば解放される!という希望を胸に、なんとかやり過ごしているときに、ほんのささいなことで、親の叱責を受けました。

 

その瞬間、今ままで必死に我慢して、親に心配をかけまいとしていた自分の努力が、水の泡と化したように思えて、虚しくなり、悲しくなり、そんな思いが洪水のように押し寄せて、いっきにダムが崩壊してしまいました。

気がつけば、あたり一面の物という物を蹴飛ばし、投げ回し、壊し、泣き叫び、人間の言葉ではないような言葉で、何かを喚き散らしていたようです。

さらに、自分の手の甲に爪を立ててかきむしり、皮が禿げれ落ちて、肉が削られ、血が溢れるほどになんどもなんども肉をえぐっていました。

両親は驚いたそうですが、ぼくはその時のことをよく覚えていません。

数日間、泣き続け、ぐったりとしたぼくを、母が精神病院に連れて行きました。

 

うつ病と診断されて、初めて自分の心に秘め続けた感情を親に相談することができた

我が家はとても中のいい家庭とは言えません。小さい頃に施設に預けられていたこともあり、家族で話し合うという習慣がなくなってしまっていました。

うつ病になったなんていう理由でもない限り、ぼくの心に秘めた気持ちを伝えるキッカケは、永ごうおとずれなかったのではないかと思うほどです。

ですから、ある意味では、こうして話すことのできるようになって、よかったのかもしれません。

でも、ぼくにとって、
限界を超えてしまったこと
が、今後の人生を大きく狂わせてしまったのです。

 

どんな病も、早期発見早期治療が大事

ガンと同じように、うつ病にもステージがあります。

ぼくは専門家ではありませんが、7年もの間うつ病と向き合い、治療方法を探ってきました。

うつ病にはステージがあり、ガンで言うところの、
「転移」
が起きると、手遅れになります。

うつ病にとっての「転移」は「トラウマ」です。

 

トラウマの対象はどこまでも広がる

たとえば、人間関係のせいでうつ病になったとしましょう。

XくんとYくんにイジメられて、うつ病になりました。

では、そのふたりに対する恐怖を乗り越えたら、うつ病が良くなるのでしょうか。

ちがいます。

うつ病が転移すると、XくんとYくんだけではなく、男性すべてにトラウマを持つようになったり、人間全てが恐怖の対象になったりします。

 

たとえば仕事があまりにつらくって、うつ病になった場合。

転移すると、仕事だけではなく、家事、買い物、遊び、運動、お風呂などといった、当たり前にできていた活動全てができなくなることも十分にあり得ます。

 

うつ病を早期発見し、相談できていたなら、、、

では、もしうつ病の限界が来る前に、病院に行って、うつ病の診断をもらって、親や兄弟、友人に相談することができていたら、この結果は変わっていたのではないかと思いませんか?

ぼくはそう思います。

早くうつ病だと自覚して、その診断を受けて、早く相談していれば、限界を超えることなく、トラウマを生み出すことなく、もっと簡単な治療でうつ病を治していけたのではと思うのです。

7年もかかって、いまだに完治していないのは、早期に相談をすることができなかったからだと思います。

 

どうしても親にうつ病を相談しにくい時のオススメの方法

こんな風に言ってますが、親に相談しにくい気持ちは痛いほどわかります。

そんな時は、「気づかせる」という方法がオススメ。

たとえば、
「休みを多くする」
「悩んでいる仕草をする」
「さりげなくメンタル系の本をリビングに置き忘れる」

こういった方法がオススメです。

けっこうやらしい方法ですが、そんなことも言ってられないはずです。

一生を左右するのがうつ病という病です。

後ろめたいかもしれませんが、自分を守ることができるのは、自分だけです。

自分を最優先にして、うつ病をカミングアウトして、親や友人に相談してください。